今日も彼女は休みだったので、いっしょにどこかへ行きたかったのですが、昨日内湾へ遊びに行ったばかりだし、僕も家で翻訳の仕事があるので、出かけませんでした。

ただ、昼はせっかくなのでおいしいものを食べようと思い、有名な「段純貞牛肉麺」へ行ってきました。


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ここは新竹では有名な店で、 休みともなると、店の前に行列ができ、30分ほど待たなければならないという超人気店です。


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今日は平日で、しかも閉店ぎりぎりの時間に行ったんですが、やはり満席でした。


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「麺」を「面」と書いているところが、いかにも中国らしいです(中国の簡体字では「麺」は「面」)。
「段純貞」は、戦後国民党といっしょに中国から台湾へ引き上げてきた、おばあさんの名前だそうです。この店はおばあさんの味を継承した孫が、おばあさんを記念して開いたそうです。
インターネットでは、「本場四川の味」と言われています。僕は中国へ行ったことがないので、本当のところはわかりませんが。

牛肉麺は台湾の代表的な料理のように思われていますが、実は台湾の伝統的な料理ではありません。戦後、中国から台湾へ引き揚げてきた人(台湾では「外省人」と言います)が、中国の味を懐かしんで、台湾で発明した料理です。そもそも、台湾では、昔たくさんの人が牛肉を食べなかったそうです。今でもそういう人は多くいます。
多くの牛肉麺店が「四川牛肉麺」という看板を掲げていますが、実際に四川省に牛肉麺があったわけではないそうです(今はあるかもしれません)。
だから、台湾人は牛肉麺を中国から来た料理だと思っているし、中国人は牛肉麺を台湾料理だと思っている、というおもしろい現象が起きています。

いちばん基本的なメニューが他の店と比べやすいと思い、「原味紅燒牛肉麵」を注文してみました。牛肉麺にもいろいろ味がありますが、「紅焼」は醤油ベースの一番オーソドックスな牛肉麺です。
他にも「老火鍋麻辣」(辛い鍋)、「麻辣蒜味」(辛いニンニク味、これは珍しい!)や、「燉番茄」(トマト、僕はこれが好きです)などあるので、また日を改めて試してみたいと思います。
麺は三種類から選べるので、「手工麵」(手打ち麺)を選びました。


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原味紅燒牛肉麵(小)
100元


スープをすすって驚きました。今まで食べてきた他の紅焼牛肉麺とは全く違います。他の紅焼牛肉麺は、醤油と砂糖の甘ったるい味が多いのですが、ここの紅焼牛肉麺は甘さが全くなく、いろんな香辛料や漢方薬の味がします。特に花椒がよく効いていて、後味さっぱりです。


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牛肉麺の牛肉は、ふつう筋肉を使います。だから、まずい牛肉麺だと、うまいまずい以前に噛み切れないんですが、ここの牛肉は筋まで柔らかく煮込まれ、簡単に崩れます。味がしみ込んでいておいしいです。


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手打ち麺。台湾では、麺にコシがないことが多く、日本人にとってはがっかりさせられることが多いのですが、やはり台湾でもコシのある麺は存在します。ここがまさにそうでした。麺がモチモチしていて、満足感がありました。
ちなみに、向こうに写っているのは、相席した知らないおっさんです(笑)。


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小菜(おかず) 名前不明
35元

シイタケと高野豆腐みたいなものを甘辛く煮た料理です。砂糖醤油で、日本のちらし寿司や巻き寿司に入っているシイタケと味付けがそっくりです。懐かしい味でした。


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スープの材料。これだけいろいろな香辛料や漢方薬を煮込んでいるんだから、あの深い味も納得です。
新竹に住んでいる人や、牛肉麺が好きな人は行って損はないと思います。


「四川段純貞牛肉麺」

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