台瘋・巴萊(タイフォン・バレ)

もっと台湾のことを知ってほしい!

ここが違うよ台湾

台湾には正月が二回来る

知っている人は知っているけれど、知らない人は全然知らない意外な事実。僕も台湾へ来るまでは知りませんでした。
実は台湾には正月が二回来ます。新暦(中国語では「國曆」という)の正月と旧暦(中国語では「農曆」という)の正月(旧正月)です。「年越し」も二つ中国語があって、「新暦の年越し」は「跨年」(kua4 nian2)、「旧暦の年越し」は「過年」(guo4 nian2)と言います。中国語で「正月」は「新年」(xin1 nian2)、「春節」(chun1 jie2)と言いますが、多くの台湾人は「過年」を「正月」の意味で使っています。


このうち、新暦の正月(日本と同じ1月1日)のほうが先に来ます。 ただ、こちらはあまり重視されていません。12月31日の夜に盛大に年越しコンサート(跨年晚會)が行われ、101で花火が上がり、みんな街に繰り出してお祭り騒ぎでカウントダウンしますが、休日は1月1日しかありません。1月2日から通常営業です。一般的に言って、新暦の正月はただのバカ騒ぎと言えるでしょう。ですから、今も台湾にはほとんど年末気分はありません。


一つおもしろい話。中国語で「明けましておめでとう」を「新年快樂」と言いますが、台湾人はこれを年末から使っています。つまり、 「新年快樂」 は 「明けましておめでとう」 だけではなく、「良いお年を」も兼ねた意味です。ですから、日本語を習い始めた学生は、年末から僕に「明けましておめでとう」とよく言います(笑)。

昨日とは別の、101ビル年越し花火のビデオ




台湾で、本番の正月はやはり旧正月です。旧正月は、旧暦なので、毎年違う日です。今年はたまたま1月23日です。
旧正月には、ごちそうを食べたり(厳密に言うと、大晦日の夜に食べるので、おせちではない)、お年玉(紅包)をあげたり、親戚周り(拜年)をしたり、爆竹を鳴らしたり、いろいろな行事があります。休みも旧正月は9日(これも毎年違う)あって、多くの人は実家に帰ったり、旅行したりします。
旧正月には、多くの店が休業し、たいていの人は家に帰るので、街はがらんとしています。飛行機、ホテルやタクシーも値上げするので、観光するなら旧正月より、新暦の正月のほうがいいかもしれません。それか、元宵節と呼ばれる、旧暦の1月15日には、各地でいろいろなお祭りが行われるので、おもしろいです。

happy


旧暦の正月については、またその頃になったらブログで書こうと思います。

あるささやかな文化衝突

Twitterで流した話なんですが、知らない人もいるみたいなので、ブログでも。

テレビ番組「田舎に泊まろう!」は、台湾でも放送されています。あの番組を見て、ある生徒がこう言いました。

「日本人はどうして80%が断るんですか?台湾人なら80%が泊めます。」 

まあ、80%は大げさですが、台湾人が「好客」(客好き)な国民であることは確かです。まずそれを頭に入れておいてください。



僕は、もともと年末に、彼女と日本の実家へ帰るつもりでした。もちろん、ずっと二人だけで帰るものだと思っていました。ところが、ある日突然、彼女がこう言いました。 

「高校時代の同級生も連れて行っていい?」

びっくりしましたが、まあ連れて行くだけならいいだろうと思いました。しかし、さらに続けてもっと驚くようなことを言いました。

「友達もあなたの家に泊まらせてもいい?」

もちろん、僕も初耳です。彼女を実家に泊まらせるのは問題ないですが、友達を泊めるのはさすがに問題があります。日本の母に電話して相談したら、ダメだと断られました。それを彼女に伝えると、

「でももう友達に約束しちゃったから、もう一度お母さんに頼んで」

と言われました。


ここまで読むと、大部分の日本人は(うちの母親もそうでしたが)、「台湾人はなんて非常識なんだろう」と思うでしょう。しかし、冒頭に書いたように、これは非常識というより、ただの文化の違いです。
これはあくまでも傾向で、例外はいくらでもあると思いますが、台湾では遊びに行くとき、急に友達の友達が増えたり、急に友達の家に泊まることになることが多いです。そして、それは(もちろん限度はありますが)、日本と比べて、比較的失礼だとは思われません。

それを母親に説明して、もう一度彼女の友達も泊めてくれるように頼んだんですが、

「日本に来るなら、日本の文化に従ってもらわないと困る」

と断られました。結局、家の近くにホテルをとって、彼女の友達と、彼女までホテルに泊まることになりました。


sakura,ume


結局、彼女は僕の母親のことをケチだと思い、母親は彼女のことを非常識だと思っているようです(笑)。彼女いわく、「私のお父さんやお母さんなら、私が突然友達を連れて帰っても泊める」そうです。ただ、僕はどちらの文化も理解できるから言えるんですが、これはどちらが正しい、間違っているという問題ではなく、単純な文化の衝突です。そして、どちらの文化にも一長一短があります。

台湾の文化は、他人に親切にする代わりに、あまり礼儀やプライバシーを重視しません。 日本の文化は、礼儀やプライバシーを重視する代わりに、他人に冷たく見えることがあります。だから、彼女と母親みたいな誤解はよく起こります。台湾人は日本人を冷たいと思うし、逆に日本人は台湾人を礼儀知らずだと思うことがよくあります。これは大事なことなので、台湾人と付き合いのある日本人は覚えておいてください。


そして僕が板挟みになります(笑)。どちらにも説明しているんですが、なかなか難しいです。 


ここが変だよ!台湾選挙

また、4年に1度の総統選挙が巡ってきました。

総統選挙は、台湾人にとって
オリンピック、ワールドカップ以上のお祭りかもしれません


今日はそんな台湾の選挙文化を紹介したいと思います。


ただ、非常に敏感な話題なので、最初に注意書きを書かせていただきます。

1.特定の政党、候補者を支持するものではありません
単に外国人の目線から、 興味本位で書いたものです
2.台湾を批判する内容ではあるけれど、
  台湾人自身も嫌い、改善しようとしているところです
すでに改善が見えつつあります。
3.あくまでも素人が書いた文章なので、浅いです
表層しかなぞっていない、と言われればその通りです。 


ここが変だよ!台湾選挙

1.とにかく熱狂的すぎる

昨日、総統候補者の一人が新竹市に来たので、「取材」に行ってきました。

042

演説会場。全部支持者です。


034

支持者が振る旗の海




ロケット花火が飛び、爆竹を鳴らしていますが、お祭りではありません。ちなみにこれは2年くらい前の別の選挙です。



オリンピックやワールドカップ以上と言った意味が解ったでしょうか。
選挙前はこんなことが毎日台湾中で行われています。

政治に熱狂的な台湾人は多いです。毎回選挙のたびに、支持政党の違いから友達がケンカしたり、挙句の果てには離婚、兄弟や親子の縁を切る、ということまであるそうです
もちろん、大部分の台湾人は、こんな状況に嫌気が指していて、政治の話を避けるようにしていますが、やはりこういう人はまだいるそうです。


メディア戦略が大がかりなのも、台湾選挙の特徴の一つです。

看板

台湾の選挙ポスターは、笑っちゃうほど大きいです。


CMも金がかかっています。映画の予告かと思うほどです。




ネガティブキャンペーンも多いです。台湾では、相手の候補者や政党を徹底的に非難します。

ネガティブキャンペーン看板

「嘘つき、 嘘つき嘘つき嘘つき 現役立法委員の名前を当ててみてください」 
ある立法委員のポスターの隣にありました。


選挙前には(他の時もありますが、特に)、デマが乱れ飛びます。今回の選挙では、「馬英九が選挙ギャンブルの胴元と密会していた」と、「蔡英文が特権を乱用していた」というデマがあります。もちろん、僕には真偽のほどはわかりません。
「馬英九総統が民進党を提訴、「賭博の元締めとの密会」発言で」
「宇昌案:経建庁トップ、蔡氏への誤った攻撃で謝罪」


熱狂的であるということは、暴力的であるということでもあります。選挙活動中、候補者どうし、あるいは支持者どうしでしょっちゅう衝突が起こります。


 

関心が高いので、もちろん投票率も高いです。2008年の総統選挙の投票率は76%でした。投票率が高いのはいいことですね。
「2008年中華民國總統選舉」 (Wiki)


2.買収が多い

2002年の高雄市議長選挙では、たった一つの市の選挙なのに40人を起訴、その中には34人の市議会議員と元市職員、立法委員が含まれ、6200万元(約1億5000万円)の買収に使われたお金が突き止められたそうです。
「賄賂」(Wiki) 

伝統的な買収方法
一、現金で買収

二、プレゼントを贈る
   酒、お茶、醤油、味噌など。
三、旅行
  無料で旅行に連れて行く。
四、食事会
以前は、観光バスを丸ごと貸切って旅行に連れて行く、という話も聞いたことがあります。今は厳しくなって、そんなに大っぴらなことは出来ないようです。
もちろん、政府も手をこまねいているわけではなく、懸賞金を出して告発を募っています。今年の最高懸賞金は1500万元(約3900万円)だそうです!
「全民反賄選 最高檢舉獎金1.5千萬」(公視)

消火器

家の近くにあった、議員の名前入りの消火器。大っぴらにやっているということは、台湾では違法ではないのでしょうが、もちろん日本だったら公職選挙法違反です。


3.アピール機会が公平ではない 

日本では、選挙での公平性が追求されています。
ポスターを貼る場所が決められていて、それ以外に貼った場合は罰金です。選挙カーも、一人の候補者に一台と決められています。ですから、少なくとも基本的には、 どんな有力候補でも、泡沫候補でも、アピールの機会だけは同じです。メディアへの取り上げられ方などは違いますが。
台湾は違います。ポスターも旗も、規制がありません。ですから、ポスターや旗が街を埋め尽くします。選挙カーも、民間の宣伝業者に頼みます。ですから、お金があればあるほど、広くアピールできます。お金がない候補者は、ポスターや旗が少ないので、有権者から見れば立候補したことすら気づきません。

旗

ただ、この状況は今かなり改善されました。写真は今回の選挙ではありません。以前のアンケートで、「台湾の一番醜いもの」に選挙の旗が選ばれたのが影響していると思います。
「選舉旗幟招牌 台灣第一醜」


3.メディアが公平ではない

日本でもメディアが偏っていると言われますが、その比ではありません。メディアは党の宣伝道具みたいなものです。こう書くと、少し台湾に詳しい人は、「国民党と外省人が台湾メディアを牛耳っている」と言いそうですが、民進党べったりのメディアもあるので、お互い様だと思います。


4.ヤクザの介入

上に書いた選挙の買収、脅迫というのは、ヤクザがやっているそうです。

また、選挙はヤクザが開催するギャンブルの対象になっています。2004年の選挙では、賭け金の総額が100億元(約260億円)だったそうです。そうなると、ヤクザも、どうにかして自分が賭けた候補を勝たせようと選挙に介入します。真実はわかりませんが、後に書く銃撃事件もそうして行われた、という説があります。
「臨近選舉台灣警方嚴查賭盤」

台湾では選挙で2回銃撃事件がありました。2004年総統選挙で陳水扁が銃撃された事件、2010年地方選挙で連勝文が銃撃された事件です。
2004年の事件では、車に乗って選挙活動をしていた陳水扁が銃撃されました。陳水扁に同情票が集まり、僅差で勝った(と言われている)ので、民進党の自作自演を主張する人もいます。犯人は2005年に発表されましたが、その時すでに死んでいたので、多くの人はこの人が真犯人だとは信じていません。ケネディ事件のオズワルドみたいなものです。
2010年の事件では、選挙活動中に発砲、一人が亡くなり、 連勝文が銃弾が顔を貫通する大けがをしました。犯人はヤクザでした。しかも、犯人を取り押さえたのも、大物ヤクザでした。元竹聯幇の堂主です。日本で言えば、山口組直系組組長に当たります。そんな人がステージの上に立って選挙活動を手伝っていたわけです。
台湾の場合、政治家とヤクザがつながっているというより、一部はヤクザが政治家をしている、と言ったほうが正確らしいですが、これはまた改めて書きます。

また、ヤクザではありませんが、中国も台湾の総統選挙に介入します。国なので、銃弾とか生易しいものではなく、ミサイルが飛びます。1996年の選挙では、独立志向の李登輝に圧力をかけるため、ミサイルを飛ばしました。ただ、これは逆効果になったので、それ以来中国は台湾の選挙に介入するのは慎重になっています。

「三一九槍擊事件」
「1126槍擊事件」
「台灣黑金政治」
「台灣海峽飛彈危機」


5.その他、日本だったら選挙法違反になること

1.選挙期間を誰も守っていない
2.戸別訪問
3.たくさんの車や人が連なって歩く
4.太鼓やラッパなどの楽器を使う


続いて、どうして台湾ではみんなこんなに選挙に熱狂的なのか、僕なりに分析してみたいと思います。続きを読む

レイプされた日本人留学生はなぜ台湾人タクシー運転手に騙されたのか?

タイトルを変更しました。後でよく考えると、台湾で騙されている日本人が多い、という誤ったイメージを与える、と判断しました。なので、範囲を限定します。



台湾人タクシー運転手による、日本人留学生レイプ事件が起きたとき、僕はニュースをツイッターで流しました。その時、あるリプライはこんなものでした。

「外国で簡単に人を信じるほうが悪い」

しかし、台湾では、人を疑ってかかるということが難しいです。少なくとも僕の場合は。

なぜかというと、

「本当に親切な台湾人が多すぎるから」 


僕も外国に行けば、人を疑ってかかれ、というのは知っています。
しかし、初めて台湾へ来たとき、初対面の友達が、ホテル代を節約するために、自分の部屋に何日も泊めてくれました。それどころか、見ず知らずの友達の友達が、台湾観光計画を練ってくれました。さらに、道で迷うと、片言の日本語をしゃべる台湾人が(その時まったく中国語をしゃべれませんでした)ホテルまで案内してくれました。その人はいったん帰った後、ちまきとみそ汁を持って僕のホテルを訪れ、自分の知っている限りの日本文化をびっしり書き込んだ一枚の紙を僕にくれました。
僕はその台湾人の親切さに感激して、台湾に住みたいと思うようになりました。もちろん、台湾に住むようになってからも、大小さまざま台湾人のお世話になっています。
実は、今これを書いている途中にも、以前教えた生徒から、彼女の働いている会社の翻訳の仕事を紹介されました。


日本にいると、見ず知らずの人に親切にされるという経験がありません。だから、台湾へ来て、見ず知らずの人に親切にされると、「詐欺じゃないか」と疑ってしまいます。 しかし、大部分は詐欺ではなく、本当の親切です。

「詐欺かもしれない」→「本当の親切だった」
これを繰り返すことで、日本人の警戒心は薄れていきます。


しかし、もちろん善意の中に、たまに悪意が混じります。
だから見抜くのが難しい。


むしろ、みんな親切じゃないほうが楽です。最初から全部スパッと断ることができますから。
例えば、キャッチセールス。たいていの人はあれを話も聞かずに断ります。十中八九、というより、限りなく十に近く利益目的だということが分かっているからです。しかし、もし十人のうち九人が商売ではなく、本当に善意からただで何かをくれようとしているのだとしたら、断るのは難しくなりませんか?
台湾で暮らすというのは、そういうことです。


レイプ犯は、被害者を彼氏のところへ送って行ってやる、と話しかけたそうです。僕は被害者のその時の気持ちが想像できます。「怪しい。でも、本当に親切な人もいたし・・・」もちろん、他にもレイプ犯がしつこく付きまとって、断りにくかったということもあるでしょう。




日本人が台湾人にどこまで気を許すか?これは非常に難しい問題です。全く警戒しないのでは危ないですが、警戒しすぎて交流がなくなると、旅行や滞在がつまらなくなってしまいます。
僕は、台湾の最大の観光資源は、食べ物でも、建物でも、自然でもなく、台湾人自身だと思っています。ぎすぎすした環境で疲れた日本人が台湾へ来て、人情味あふれる台湾人に会って、「あー、世の中にはこんなにいい人もいるんだ」と癒されて帰る。これが台湾旅行の醍醐味だと思います。台湾人と交流しないということは、最大の観光資源に触れずに帰るということです。


だから、警戒心は忘れず、しかし、積極的に台湾人と交流してください。

最後に、昨日タクシー運転手の悪いことばかり書いて申し訳ないので、このビデオを貼っておきます。他にもたくさんの「日本頑張ってください」シリーズのビデオがあります。こういうビデオを自主的に作るのが、台湾人です。



923ed436e8a2444f27e48aa63dfcea11


吉野家の奇妙な牛丼を食べてみた

実は、台湾の吉野家には、日本には存在しない奇妙なメニューがたくさんあります。

「納豆オクラ丼」、「納豆牛丼」、「納豆カレー丼」などなど。


003

その正体を確かめに行ってみました。


009

納豆牛丼+Cセット
170元


015
 
牛丼の上に納豆が乗っているという、ミスマッチ感がすごいです。


016
 
牛肉が糸を引く。


017
 
糸を引く。

日本ではありえない光景です。

では、味はどうなのか?
正直、食べられないほどまずい、というわけではありません。想像通り、「納豆+牛丼」です。そこそこおいしく食べられます。ただ、なぜ牛丼と納豆をいっしょにするのか?いっしょにしなければならないのか?いっしょにせざるをえなかったのか?(笑)
はなはだ謎です。別々に食べたほうが絶対に おいしいのに。しかも、セットにするとキムチまでついてきます。牛丼、納豆、キムチ、それぞれでご飯が食べられるのに、なぜ3つもいっしょについてくるのか?

しかし、逆に中華圏の人から見れば、日本人も同じようなことをしているのです。例えば、チャーハン、ラーメン、餃子、このうち二つ以上をいっしょに食べる日本人を見て、中華圏の人は必ず驚きます。「どうして主食を二つも同時に食べているんだ?」と。


台湾の吉野家が日本と違うのは、メニューだけではありません。

013

このお店では、1階はレジ、2階は座席と分かれていて、ゆったりと食事ができます。日本のようなUの字テーブルで、殺伐とした雰囲気の中、黙って牛丼をかきこむ、ということはありません。みんなゆったりと食事しています。

これは価格も関係しているかもしれません。牛丼の価格はだいたい100元を超えます。これは、台湾では普通のお店より高い食事です。たぶん日本人には信じられないと思いますが、台湾では、吉野家は決して安い食べ物ではないのです。日本人にとっての牛丼に当たる食べ物は、台湾では魯肉飯でしょう。あれなら30元で食べられます。
ユニクロにも同じことが言えます。 台湾でのユニクロは、台湾ローカルのブランドより高いんです。だから、台湾人にとってのユニクロとは、「デパートに入っているような、ちょっとおしゃれなブランド」なのです。続きを読む

実は台湾は日本より寒い!!

断言します。

台湾は日本より寒いです。

嘘をついているわけではありません。台湾に住んだことがある人なら、誰もが同意することだと思います。

ただし、

室内に限定しての話


その主な理由は二つあります。

1.台湾は、日本人が想像している以上に寒いこと
2.台湾には、ほとんど暖房がないこと



一つ一つ検証していきます。


1. 台湾は、日本人が想像している以上に寒いこと

どうも一部の日本人は、台湾を一年中Tシャツで暮らせる、常夏の国だと思っているようです。実はうちの母親もそう思っていました。
違います。台湾は実は冬は結構寒くて、本格的な防寒服が必要です。
論より証拠。

台湾と日本の気温

日本と台湾の主な都市(新竹は主な都市ではないかもしれませんが、僕が住んでいるので)の一年の気温をグラフにしたものです。ちなみに、日本と台湾の気象庁のデータをもとに、僕がエクセルで手作りしたものです。


これを見ると、いくつか重要なことが分かります。

1.台湾も、冬は平均気温で15度近くまで冷え込む。実は台湾は場所によっては沖縄より寒い。
もちろんこれは月平均なので、10度を下回る日も何度かあります。
2.台湾は暑いと言われるが、夏の気温だけを比べれば、大阪や東京と(特に大阪と)ほとんど変わらない。
3.新竹は台北より南にあるはずなのに、なぜか台北より新竹のほうが寒い!



檢視較大的地圖


2.台湾には、ほとんど暖房がないこと 

この問題は非常に深刻です。
実は、台湾のほとんどの家庭、そして、デパートなど大型施設を除くほとんどのお店には、暖房がありません。
だから、寒さの影響をまともに受けます。日本なら、寒くなれば暖房を入れますが、台湾ではどんなに寒くなっても、家の中でコートを着て凍えているしかしょうがないのです。しかも、台湾の家の断熱は、おそらく日本よりも悪いです。これは、断熱だけでなく、防音もそうです。隣の部屋の声が丸聞こえです。もちろん、家やマンションのレベルによって差はあると思いますが。日本でも、「北海道の家は、本州の家よりも暖かい」と聞きます。同じかもしれません。
なぜ暖房を買わないのかと台湾人に聞くと、「もったいないから」という答えが返ってきます。
確かに、暖房を必要とする日は日本より少ないので、もったいないというのは理解できます。しかし、寒いものは寒いです。

また、「そもそも強力な暖房器具が売っていない」という問題もあります。

IMG_3820

これは、ある電器屋にあった、台湾の主な暖房器具の一覧表です。
ご覧のとおり、全て電気を使う暖房器具ばかりです。石油ストーブ、ガスファンヒーター、などといったものはありません。いや、実際には石油ストーブは売っていますが、珍しくて高いうえに、灯油を買うのが困難です。
クーラーも、冷暖房できるエアコンではなく、冷房機能専用のクーラーが一般的です。


IMG_3822

僕は以前このタイプの暖房器具を使っていましたが、これがまた全然役に立たない!部屋が狭すぎるのか、暖房器具が弱すぎるのかわかりませんが、近寄るとわずかに暖かい、というくらいにしか役立ちませんでした。

さらに、シャワーの問題もあります。
台湾でシャワーを浴びるとき、温度の調整が難しいです。微調整ができません。ちょっとぬるくしようとすると、すぐ冷水になってしまいます。しかも、冷水からお湯に戻るまで、数分かかります。たとえ10度でも、全裸で、しかも全身濡れた状態で待っていなければならないのは地獄です。
もちろん、湯沸し器の中には「すぐに熱くなったり、冷たくなったりしない」という恒温機能を謳った製品もあります。しかし、それは比較的高価です。僕が住んだことがあるマンションにもともとついていた湯沸し器は、どこも恒温機能がありませんでした。


そして、これも日本人には信じられない台湾人の習慣。

冬でも冷房を入れる

正確に言うと、冷房ではなく、換気らしいですが、冷たい風が吹き出してくるのは確かです。なぜ冬なのに換気するのかと台湾人に聞いたら、「空気が悪くなるから」だそうです。うちの日本語学校もそうだし、長距離バスもそうです。 


こういうわけで、今日も室内で分厚いジャンパーを着たまま、この原稿を書いています。


この記事は、最近台湾から日本へ帰国したKKさん(@gchuan)のこのツイートにインスピレーションをもらいました。KKさん、ありがとうございます。

2011/12/16 15:14:36
家の中でもコート着なくてよいのでありがたいw

台湾では「バカヤロウ」が通じる

MRTの飲食禁止について調べていたら、「台北MRTで叫ぶ日本人乗客」というビデオが見つかったので、貼っておきます。




ただ、この人、「バカヤロウ」以外には中国語と台湾語しかしゃべっていないので、明らかに日本人ではないですね。アップロードした人が間違っています。


それはともかく、日本語が全く分からない人でも、「バカヤロウ」は通じます。それくらい有名な日本語です。しかも、日本人が思うより、もっとひどい感覚で伝わる(おそらく、植民地時代の記憶が影響している)ので、注意してください。それだけではありません。

台湾には日本語を勉強している人が大勢います。また、日本語教育を受けたお年寄りもたくさんいます。日本語が分かる台湾人は多いです。だから、日本人同士で日本語をしゃべっていたら、台湾人にはわからないと思ったら大間違いです。もちろん、たとえわからなかったとしても、本人の目の前で悪口を言うのは失礼です。

以前も、ツイッターである人がツイートしていましたが、台湾で日本人同士が、台湾人を侮辱するようなことを日本語で話していたそうです。そういうことは出来るだけやめてください。



__

最近話題の映画「賽德克・巴萊」の原作マンガ。「巴該野鹿」は「バカヤロウ」の中国語当て字です。
台湾でも日本の植民地時代には台湾人に対する差別があったので、「バカヤロウ」はこういう記憶を思い出させるのかもしれないですね。
ちなみに、このマンガはわざと日本人を醜く書いているところがあって、歴史背景を考えればしょうがないのかなとも思いますが、ちょっと残念です。ただ、映画の「賽德克・巴萊」は、いい日本人と悪い日本人が両方いた、という描き方で、植民地統治のプラスもマイナスも両方描かれていて、バランスが取れていると思います。
ただ、この話は長くなるので、また改めて書きます。


台湾人人気ブロガーの爆笑日本滞在記

すみません。ブログ開設間もないので、しばらくはツイッターで反響の大きかったネタを焼き直して、安全牌でやっています(笑)。見逃した人もいるだろうし。

 と言うわけで、「接接在日本2」の再紹介です。

接接在日本カバー


「接接在日本2:日本不思議ㄋㄟ!」
著者:接接

 作者の接接さんは、台湾生まれの台湾女性で、日本から仕事に来た大王(夫のあだ名)と知り合い、それがきっかけとなって2004年から日本に定住しているそうです。今は日本語もペラペラ・・・。
 うらやましい。僕の彼女も台湾人ですが、付き合って3年近くになると言うのに、いまだに簡単な単語しか覚えません。しかも覚える気もないし、「日本に行ったら覚えるでしょう」と言っていますが、どうなることやら。

  それはともかく、接接さんが書いていたブログが人気となり、出版に至った、というわけです。実は1が出る前から、彼女もときどきブログを見ていたので、僕も存在は知っていました。

 「接接在日本」(ブログ)

 本の内容は、 1が二人の出会いから結婚までを中心に書いていたので、2は接接さんが日本でおもしろいと感じたこと、日本と台湾の文化の違い、日常生活の中であった事件などが中心となっています。

接接在日本1

 この本は、文章もおもしろいんですが、とにかく絵がかわいい!日本で売っても、女の子には受けるんじゃないでしょうか。本当はまずいんですが、宣伝のためにちょっと画像を貼らせてもらいます。

接接在日本2

  たとえば、お風呂の入り方一つにしても、日本とは違うので、日本で暮らしたい台湾人にとっては、この本はすごく役立つんじゃないかと思います。また、逆に日本人にとっても、「外国人にとって、こんなことが新鮮に思えるのか」と興味深いです。

 日本と台湾の文化の違いは、僕は日本人で、接接さんは台湾人ですが、感じるところはほとんど同じです。たとえば、「日本のサービスは丁寧すぎる(逆に言うと、台湾のサービスはぞんざいすぎる)」。

接接在日本4
 
 日本のサービスは、とても礼儀正しくて、店員がよく訓練されています。だから、最初に台湾に来たときは、「何だこの失礼な店員は」と思っていました(笑)。しかし、逆に言えば、日本のサービスは丁寧すぎて、客との間に壁を作っている、という面もあります。台湾は反対で、そんなに礼儀正しくない代わりに、客を自分の友達のように情熱的に扱ってくれる(全てではないですが) という長所があります。


 あと、よく日本人と台湾人の間で文化の違いが問題になるのが、「食べ残し」。日本人の感覚では、「客が食べ残すのは、主人に対して失礼」ですが、中華圏では、「客が食べきれないほどの料理を出して、おなかいっぱいになってもらうのが主人の礼儀」です。だから、台湾人も食べ残しをもったいないともあまり思わないし、レストランでも、たくさん頼んで食べきれなかったらそのまま残すか、詰めてもらって持って帰ります。

 下のイラストは、台湾人が日本人をレストランに招待したときの笑い話。台湾人の主人側は、「客に全部食べ切られては失礼だ」とどんどん注文し、日本人のお客側は「食べきらなければ失礼だ」と満腹なのに無理やりお腹に詰め込むという図(笑)。

接接在日本6
 
 これ、知っているから笑えますが、知らなければ絶対にやるだろうな、という誤解なので、日本人も台湾人を接待するときには気を付けてください。台湾人が日本に旅行に行って、「料理が少ない」という不満を持つことはよくあるそうです。続きを読む

「松阪豚」の謎

台湾に長く住んでいる人なら、たぶん一度は目にしたことのあるはずの謎の肉、「松阪豬」(「豬」は中国語で豚の意味)。
 実はこれは台湾ではとてもポピュラーな肉で、ひょっとしたら、「松阪牛」よりも有名かもしれません。

 
無題

 では、「松阪豚」とはいったい何なのか?
続きを読む
最新コメント
最新トラックバック
歴代人気記事
月別アーカイブ
記事検索
プロフィール
ツイッター
無名小站正妹時計
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ブックマークに追加
我支持賽德克・巴萊
巴萊‧影迷勛章
  • ライブドアブログ