台湾の有名な小吃の一つに、滷味(lu3 wei4)があります。
簡単に言うと、中華風の煮込み料理です。自分で食材を指定すると、醤油などで作った甘辛い煮汁でゆでてくれます。

台湾人は夜食(宵夜 xiao1 ye4)を 食べることが多いです。その時によく食べられるのがこの滷味です。というのは、他の小吃は揚げ物が多くて、カロリーが高いのですが、この滷味は煮るだけなので(比較的)カロリーが低いからです。

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まず、このザルに、自分の好きなものを入れます。材料によって値段が決まっています。だいたい物によって、10元から30元くらいです。

食材は、肉、野菜、練り物、豆腐、キノコなど、いろいろです。

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これは豚の耳かな?

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内臓?
これは僕がいつも感心することですが、台湾人は食材を無駄にしません。沖縄では、「豚は鳴き声以外全部食べる」と言うそうですが、台湾もそうです。内臓、皮はもちろん、血すら無駄にしません。他の食材もそうです。

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右がその豬血糕(zhu1 xie3 gao1) 、もち米を豚の血で固めた雷おこしみたいな食べ物です。左は糯米腸(nuo4 mi3 chang2)、もち米で作ったソーセージです。これで普通のソーセージを挟むと、有名な「大腸包小腸」(台湾風ライスドッグ)になります。

食べたいものをザルに取ったら、勘定してもらいます。「要辣嗎?」(yao4 la4 ma 辛くしますか?)、「要酸菜嗎?」(yao4 suan1 cai4 ma 高菜を入れますか?)と聞かれるので、「要」もしくは「不要」で答えましょう。
「內用還是外帶?」(nei4 yong4 hai2 shi4 wai4 dai4 ここで食べますか?テイクアウトしますか?)とも聞かれるので、「內用」もしくは「外帶」と答えましょう。


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勘定が終わると、食材を細かく切って、茹でてくれます。
この滷汁(煮込む汁)ですが、醤油にいろいろ香辛料を加えているようです。味は店によっていろいろ違うんですが、甘辛い味が多いです。この「大滷桶」もかなり甘めの味付けです。「三顧茅廬」(三国志が好きな人は、ニヤッとする店名でしょう?)は、辛い麻辣滷味が売り物です。


個人的な滷味おススメ食材ベスト3

第一位 豆皮(dou4 pi2)


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どう言えばいいんでしょうか?分厚い湯葉のような食べ物です。味も湯葉っぽいです。ただ、とても歯ごたえがあります。火鍋にもよく入れます。大好物です。


第二位 意麺

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油で揚げたふわふわの麺です。これを滷味や鍋に入れると、汁をよく吸っておいしいです。
ただ、意麺と言うと、この種のふわふわした麺と、台南意麺と呼ばれる全然別の種類の麺があって、その違いがよくわかっていません。
他に科學麵(台湾の有名なインスタントラーメン)や、春雨等も選べるんですが、やはり意麺が一番おいしいと思います。


第3位 筊白筍(jiao3 bai2 sun3)

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日本語では「マコモダケ」と言うらしいです。台湾ではよく食べます。味はほとんどないですが、シャキシャキした歯ごたえがおいしいです。


他に、キャベツ、エリンギ、凍豆腐、百頁豆腐、豆乾などを入れてもおいしいです。


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二人分のつもりで買ってきたんですが、彼女がいらないと言ったので、ほとんど一人で食べてしまいました。

ちなみに、正式な名前は「滷味」(「滷」は「煮る」の意味)ですが、同じ発音の「魯味」と書かれることも多いです。これは「魯肉飯」も同じで、正しくは「滷肉飯」なのですが、今では 「魯肉飯」 のほうが広く使われています。

台湾へ来たら、夜食にぜひどうぞ。